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「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #6

『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!#6

苫米地英人著「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」についての第6回です。

 

過去のものをまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #1

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #2

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #4

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #5

 

 

Step.6「やりたいことがわからない…『自分中心』というゴミを捨てる」

 

Step.6-1 「have to」が「want to」に変わる秘訣

捨てるべきものを捨てた後、自分に本当に必要なものを、自分のモノサシで選びなおすため、また「捨てねばならないから捨てる」のではなく、すべてがwant toに変わるため、この二つに共通して必要なのがゴールを設定することである

 

ゴールを設定すれば、ゴールに必要ないものはすべて捨てるべきゴミとなる

 

捨てるべきものを捨てた後は、自分のゴールに意味のあるものだけを選んでいけばよい

 

 

Step.6-2 自分中心な本音はゴールにならない

ゴール設定の基本は「かっこつけて本音にフタをしない」ことである

 

本音は間違いなくwant toであるからである

 

本音にフタをしないというのは、自分の心の中だけでよいので、本音を開放しておく

 

自分に嘘をつかない、世間の通念や他人の目を気にしない、自分の本音の願望を頭の中で膨らませ、他人のモノサシでなく自分の本音で生きること

 

多くの人の本音は、かなり抽象度が低く、自分中心である

 

ゴールを考えることは「幸福」というものについて考えることになり、幸せについて考えることがゴールについて考えることになる

 

 

Step.6-3 おいしいものを食べることは幸せじゃない?

「おいしいものを食べて満腹になる」や「体を動かして気持ちがいい」というのは、脳でいうと大脳辺縁系の扁桃体の情報処理であり、サルやゴリラと変わらない

 

 

Step.6-4 自分だけの幸せはありえない

自分以外の人も幸せになってこそ、人間の幸せである、それが本当の幸福である

 

人間の幸せとは、必ず自分以外の人が含まれているもの、だから「自分だけの幸せ」はありえない

 

 

Step.6-5 あなたは「人間の幸せ」を感じているか?

他人の幸せが自分の幸せになることを知っている人は、ゴリラの幸せでなく、人間の幸せを感じられる人である

 

その違いは、抽象度が高いか低いかの違いである

 

抽象度が高いほど、視界に入る人の数が増えていき、幸せを考えるときに入ってくる他人の数も増えていく

 

その人の幸福のモノサシは、「たくさんの人を幸せにできるほど、自分の幸せも大きくなっていく」というものになる

 

他人を幸せにすることは、ときに献身をともなう

 

自分がなんにもせずに勝手に他人が幸せになるということはない

 

自分を犠牲にしても幸せを感じるのは、人間だけである

 

 

Step.6-6 自分を犠牲にして感じる幸せ

自己犠牲しても他人のためになるなら幸せを感じるのは、脳の前頭前野眼窩(がんか)内側部という部位である

 

抽象度を上げ、より多くの人のためになれるゴールを設定し、そのゴールに向かっていく過程で、前頭前野眼窩内側部を発火させていくことである

 

 

Step.6-7 「やりたいこと」を見つける近道

「自分探し」の人たちの自問の世界には、自分しかいない

 

「自分が何をすれば他人は喜ぶだろう」という視点で考える

 

それが「やりたいこと」を見つける近道である

 

自分が何をしたいのかという自分中心の発想を捨て、抽象度を上げ、「自分が何をしたら人々は喜ぶだろう?」という発想に切り替えれば、ビジネスモデルは見えてくるはずである

 

 

Step.6-8 ゴール設定の基本条件

ゴール設定の基本は、自分の本音にフタをしない、自分中心であることを捨てる、である

 

本音のwant toをスタートのブースターとして、抽象度を上げていく

 

ゴールは壮大で、実現不可能なようなもの、つまりゴールは必ず現状の外に設定する

 

 

Step.6-9 自己啓発の通説に騙されるな

ゴールは現状の外に、つまり現在の日常現実の外に設定しなくてはならない

 

現状内にゴールを設定するなら、それは現状肯定になり、あなたの現状はなにも変わらない

 

これまで通りの人生がこのまま続いていけばよいと考えるなら、現状内のゴール設定で満足してよい

 

頭のゴミを捨てて、クリアな新しい自分で生きていきたいなら、ゴールは現状の外に設定しなければならない

 

現状の外に設定することによって、そのゴールに向かってホメオスタシスが働き、コンフォート・ゾーンが移動する

 

自己啓発で一般的に言われている「ゴールは実現可能なものにすべき」という説は誤りであり、危険である

 

 

Step.6-10 スコトーマがはずれる快感

イメージの臨場感と、自分という物理現実世界との間にギャップが生まれることを、現代認知科学では「認知的不協和」と呼ぶ

 

脳はその認知的不協和を解消しようと働きはじめる

 

その際、脳は臨場感の高い方を「現実の自分」として選び、その自分に合わせてコンフォート・ゾーンも移動する

 

ゴール側にコンフォート・ゾーンが移動すると、スコトーマがはずれ、見える景色が変わる

 

「現状の外にゴール設定 ⇒ 新しいコンフォート・ゾーンを高い臨場感でイメージ ⇒ ホメオスタシスが変化 ⇒ コンフォート・ゾーンがゴール側に移動 ⇒ スコトーマがはずれる」を繰り返すことで、実現不可能なゴールに着実に近づいていくことができる

 

 

Step.6-11 脳の判断基準は臨場感

現代認知科学では「リアル」とは「今、自分が臨場感を感じている世界」という定義がなされている

 

イメージの臨場感が高ければ、物理現実世界がバーチャルであり、イメージの方が現実だといえる

 

ゴールに向かっていくためには、つくりあげたイメージに対して、自分でホメオスタシスのフィードバックを変えていかねばならない

 

そのカギとなるのが「臨場感」である

 

 

Step.6-12 臨場感で体が変わる

設定したゴールを達成するためには、前提として、コンフォート・ゾーンのイメージに対して臨場感を高く持つことが重要となる

 

「瞑想のためには、頭の上でバターが溶けていくイメージをするとよい」などというが、それも心身をリラックスさせるためにイメージの臨場感を利用している

 

 

Step.6-13 臨場感を高める未来の記憶

ゴールそのものは現状の外に設定するから、スコトーマに隠れて臨場感がないのは当たり前である

 

臨場感を高めるのは、あくまでゴール達成に必要な、新たなコンフォート・ゾーンの方である

 

一つの有効な手段として、新たなコンフォート・ゾーンのイメージの世界の記憶を、自分の過去の記憶と合成してつくる方法がある

 

過去の成功の感情を、新しいコンフォート・ゾーンのイメージに貼り付け、それを詳細に何度も繰り返していくことによって、「新しい現在の記憶」が無意識に刷り込まれていく

 

 

Step.6-14 ドリーム・サポーターを増やす方法

新しいコンフォート・ゾーンのイメージの臨場感が高まれば、周囲の人たちもあなたの臨場感に対してホメオスタシスが働き、あなたを応援する「ドリーム・サポーター」となっていく

 

あなたの周囲の人たちの反応は、臨場感が高まっているかを計る一つの指標となる

 

 

Step.6-15 ゴールがあればゴミはなくなる

ゴール達成に意味のあることであれば、ハードルが高くても、自分から望んでそれを乗り越えようと挑戦するようになる、つまりwant toになる

 

現状の外に設定したゴールに向かって新しいコンフォート・ゾーンの臨場感を高めていけば、頭の大半のゴミはなくなる

 

 

Step.6のポイント

・ゴール設定の基本条件は、「本音にフタをしない」「自分中心を捨てる」「現状の外にゴールを設定する」

 

・「ゴール設定 ⇒ 高い臨場感でコンフォート・ゾーンをイメージ ⇒ ホメオスタシスが変化 ⇒ 現状のコンフォート・ゾーンに代わり、新しいコンフォート・ゾーンが選ばれる ⇒ スコトーマがはずれる」というサイクルをまわしていく

 

・新しいコンフォート・ゾーンのイメージに対して臨場感が高まるほど、ドリーム・サポーターは増える

 

・心から望むゴールがあれば、頭のゴミはほとんどなくなる

 

 

 

以上がStep.6の内容となります。

 

「自分」だけでなく「他者」がいるからこそ、本当の幸せが手に入るのですね。

抽象度を上げていけば、他人を巻き込んでいくことになります。

 

皆さん、心から望むゴールが設定できますでしょうか。

 

次回はStep.7となります。

 

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!