『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!#5
苫米地英人著「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」についての第5回です。
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「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #1
「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #2
「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #3
「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」について #4
Step.5「『なりたい自分』になるためにまずは『我慢』というゴミを捨てる」
Step.5-1 我慢は“危険”
やりたい(want to)ではなく、やらねばならない(have to)ことばかりして生きているから、毎日頭の中がモヤモヤする
セルフ・エスティーム(self esteem)とは直訳すると「自己尊重」のことで、自分の存在そのものに対する自己評価といった意味である
「やらされ感」「強制されている感」というものは、セルフ・エスティームを傷つけ、潜在能力を大きく低下させる
Step.5-2「やらされ感」がパフォーマンスを下げる
外部からの働きかけによる恐怖がモチベーションになっている場合は、自発的なモチベーション(建設的動機)と区別して、強制的動機と呼ばれる
「やらされ感」と「強制的動機」で行動しているとき、私たちは絶対に高いパフォーマンスを上げることはできない
ねばならない(have to)は、セルフ・エスティームの観点でも、モチベーションの観点でも、私たちに何一ついい影響を与えない
「我慢」は頭のモヤモヤと生産性ダウンの大きな要因の一つである
Step.5-3 「have to」で組織力もダウンする
「人間は我慢で成長する」と言う人は、自分の我慢だらけの人生のモノサシを強制する人である
「我慢してやる代わりに責任は取らない」という考えが“常識”となっている
ねばならない(have to)は個人のみならず、組織のパフォーマンスも低下させる
Step.5-4 やりたくないことをやめる思考実験
思考実験の中で、いちばんやりたくないことをやめてみる
Step.5-5 我慢しなくても、本当は大丈夫
「やりたくないことを我慢してやる」ということがコンフォート・ゾーンになっていて、「やらなくても大丈夫」ということがスコトーマになって見えていない
やりたくないことをやめる思考実験によって、コンフォート・ゾーンがずれて、スコトーマがはずれ、見えなかった可能性が見えてくる
Step5のポイント
・「やらされ感」は「自分は大したことのない人間」というメッセージを無意識に刷り込むため危険である
・強制的動機による行動では、パフォーマンスは絶対に上がらない
・思考実験でやりたくないことをやめても、実は大丈夫である
・「やりたくないことを我慢してやる」がコンフォート・ゾーンになっているため、「やらなくても大丈夫」がスコトーマに隠れている
以上がStep.5の内容です。
我慢して行動しても、パフォーマンスは上がらないことがわかりました。
思い切って我慢することをやめることができるはずです。
次回はStep.6となります。