憲法改正について
この記事は2021年3月15日に更新しています。
憲法改正についての考え方をまとめました。
私の政治的立場
まず、私の政治的立場を表明しますと、中道左派の保守となります。
保守=右ではなく、あくまで中道左派というところと、保守思想というところが大事です。
アナキスト(国という枠組みを超えた統一世界政府主義)と言いたいところですが、理想と現実は違います。
アナキズムは人々の間に絶対的な信頼関係が無ければ、カオスに陥ります。
悪いことをする人がいないという前提なのです。
理想は高いほうが良いのですが、1000年単位のスパンで見なければ実現不可能だと考えています。
中道右派と近いですが、必ずしも自民党支持というわけではありません。
政策によって、右や左、あるいは中道右派、中道左派、どの意見も取り入れます。
いわゆる無党派層です。
右や左の欠陥はもう指摘するまでも無いので書きませんが、どちらも振れすぎると過激な行動に走りがちです。
また、所謂「ネトウヨ」は、時の政権を盲信し、批判する意見の揚げ足取りに終始している人達なので、初めから相手にしていません。
日本という国を愛するということは、日本国民にとって当たり前のことです。
所謂「サヨク(小林よしのり氏が言うところのパヨクともいわれますね)」は愛国心に欠け、批判・反対ばかりで建設的な議論をしません。
理想論だけに終始しているところがあると思います。
リベラルについては「無責任」だと考えています。
つまりは、代替案を出さないのではということです。
そういったことで立憲民主党を支持するわけにもいかず、今の自民党から政権奪取可能な第2の自民党のような政党の誕生を待つしかないわけですが、仕方がないので選挙の際は政策で判断します。
現在はれいわ新選組を応援していますが、政策や思想は左に寄りすぎているので迷います。
次の選挙では、自民党が勝つでしょう。
しかし、対立軸としての野党がいなければ政治は腐りきってしまいます。
各党の様々な政策を見て、汚れた政治をしないように私達民主主義国は政治を監視して、投票や応援をしなければなりません。
対米追従
日本の現状ではまだ当面は日米安保が基軸ですが、対米追従一辺倒、つまりいつまでも「アメリカのポチ」のままでは米軍基地の問題や不平等な日米地位協定の問題など解決出来ません。
個別的自衛権の確立が求められます。
北朝鮮は、もはや事実上核保有国です。
抑止力としての「核の傘」は必要なのですが、日本が核保有するということはコンセンサスが得られるでしょうか。
現段階では、被爆国ということもあり国民の支持は得られないでしょう。
また、韓国との関係悪化により日米韓の連携が揺らいでいます。
この隙にと、北朝鮮、中国、ロシアの脅威が迫っています。
日米同盟が基軸ではありますが、民主主義陣営は民主主義を守り抜かなければなりません。
しかし、戦争だけは絶対に避けなければなりません。
日本の役割が大変重要となり、日本が間に入って戦争を防がなければなりません。
自衛隊と9条
現状中国と朝鮮半島、ロシアの脅威がありますので国防は自衛隊が担いますが、その自衛隊の立場が明確でない現状があります。
憲法は統治の基本的な原理原則ですが、9条2項が自衛隊の存在を否定しています。
【 第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。(戦争の放棄)
2 前項の目的を達するため、陸海空その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。(戦力の不保持と交戦権の否認)】
自衛隊というのは、国防を担っています。
もし、日本がアメリカに追従したままだとアメリカが戦争をしようとしたときに巻き込まれてしまう危険があるでしょう。
自国の防衛は自国ですべきだとは思いますが、抑止力となっている核を保有出来ない以上、アメリカに頼るところが大きいわけですが、日本の核武装論議にまで発展しそうな考えもありました。
もし、覇権主義の国に攻められたらどうしようも無くなる可能性すらあるわけです。
日本としては、折り合いを付けながら全世界の国を集めて会議を開く主導権を取って、世界から核を無くす役割を果たさなければなりません。
しかし、今のところは理想論に過ぎないでしょう。
国防について
サイバー戦争
個別的自衛権を重視していくことになり、徴兵制の問題もあるかと思いますが、戦争は冷戦構造になりつつあります。
また、無人戦闘機やドローン、ロボットなどによる戦争になる危険性もはらんでいます。
宇宙開発や、宇宙からのサイバー攻撃の脅威もあります。
サイバーの問題は大変大きな問題であり、分断の方向も予想されますが、サイバー戦や情報戦に明け暮れる日々は止めなければなりません。
安心して暮らせる社会を目指して、日本はその役割を果たす責務があると考えています。
サイバー戦争への備えにおいては優秀な要員を確保・育成していかなければなりません。
しかし、日本は他国に比べて圧倒的にマンパワーで劣っています。
「サイバーフォース」は現在警察庁に置かれていますが、サイバーテロの脅威に対し国防という観点において、自衛隊指揮通信システム隊を可能な限り充実させていくべきです。
令和2年度の防衛白書です。
戦争と憲法改正
戦争は誰だっていやです。
一部の人によって起きる、あるいは起きる可能性があるのは歴史が証明しています。
その為に備えておく必要があるのです。
海外から見て自衛隊の位置づけを明確にし、集団的自衛権、個別的自衛権について明確に記す必要性があると考えます。
憲法には、他にも変えるべきところ、追加すべきところが沢山あります。
天皇、環境権、1票の格差、同性婚などです。
GHQに押し付けられた今の憲法は、様々なところで歪みや綻びが出てきています。
解釈をこねくり回して言葉遊びをするよりも、憲法改正をしてより良い憲法にしていく必要があります。
与野党問わず、議論すべきです。
しかし、議論を尽くさずに早急に憲法を改正しても意味はありません。
国民全員が政治に関心を持ち、議論を深めていく必要性はあると考えます。
ネット選挙においては、個人認証とサイバー攻撃等の不正の兼ね合いもあり、難しい局面にあるかと考えています。
個人認証と民主主義の投票によるシステムは、確立していかなければならないと思います。
以下の動画は参考にしてください。
「デジタル時代の選挙介入」川口貴久・東京海上日動リスクコンサルティング戦略・政治リスク研究所主任研究員 2019.6.14
サイバーセキュリティのインテリジェンス川口貴久氏による会見は、フェイクとリテラシー、アトリビューション(発信源)の問題に触れており、憲法改正の国民投票に向けても抑えておくべき重要な話です。
少し長いですが、ぜひ見ておく必要があります。
みんなの力で日本をより良くしていきましょう。
【 2021.3.15加筆修正 】