この記事は、3月15日に更新しています。
ノーム・チョムスキーは、普遍文法(ユニバーサル・グラマー、以下UG)で有名なアメリカの学者です。
UGは、「人は生まれながらに言語機能を備えており、全ての言語が普遍的な文法で説明できる」という理論です。
ソシュールやヴィトゲンシュタインなどを超越した理論です。
言語はDNAに刻まれた人間の特性であるということです。
UGとAIを突き詰めれば、世界中どんな地域の人とも容易に意思疎通ができるようになると考えています。
もっともこの理論は、実証的な証拠を欠いているいるため「用法基盤モデル」と呼ばれる考え方もあります。
これは、「言語の構造を、実際の言語使用によって形作られるものとして説明する」というものです。
私の見解としては、生得説と経験説2つの理論が合わさったものが言語習得の統一的な理論になるというものです。
さて、チョムスキーは、アメリカにおいて国を批判することを恐れません。
チョムスキーはアナキストであり、私自身も共感を覚えます。
周りに流されることなく、常に疑問を持ち客観的な視点を忘れずにいたいものです。
ノーム・チョムスキーの名言