価値主義について
お金2.0
『お金2.0』という本を読みました。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
この本に書かれていることは一言で言うと、社会は「資本主義から価値主義へ」ということです。
今、私達の社会は人工知能、ビッグデータ、仮想通貨、ブロックチェーンといったテクノロジーによって転換する時期に来ています。
お金という価値基準から、共感や感動といった価値のなかなか測れないものを価値化・可視化して評価するという方向へだんだんとシフトしていくということです。
価値客観主義というのでしょうか。
VALU
個人の価値を測るサイトとして、VALUがありますが、何を指標にしているかというと、最初はTwitterのフォロワー数やFacebookの友達の数といったSNSの指標を利用しています。
単純にフォロワー数や友達の数が多ければいいので、その地点でヤバそうと思うのですが、実際ヤバいです。
システムとしては法規制のない株取引で、「仮装売買」「馴合売買」「見せ玉(見せ板)」「売り逃げ」などが問題となります。
また、取引に使用されるビットコイン(BTC)自体が不安定で信用する段階には至っていません。
VALUの問題点と解決策
VALUを止めようとして苦労した人の話
とはいえ、価値基準が明確になっていくこととルールの整備が進めば着眼点はとても良いと思うので、注視していこうと思います。
仮想通貨に関しては、そのプレゼンスが増大し安定することは間違いないと思うので、それまでは手を出さないようにしたいと考えています。
現在はあまりにリスクが大きすぎます。
※VALUは2020年3月末日に暗号資産VAの取り扱いを停止し、サービスを終了します。
2020年4月施行予定の改正資金決済法の規制に対応できなかったようです。
問題が多すぎですもんね😅
会社自体は存続し、2020年4月以降は事業を大きく転換するとのことです。
エストニア
人口約134万人の北欧のエストニアは、世界最先端の「電子国家」です。
Skypeの生まれた国でもあります。
行政サービスの99%がオンラインで完結します。
法整備により「電子政府」の透明性が担保出来れば、効率的な社会が実現するのです。
エストニアの動向にも注目していきたいと思います。
まとめ
様々なテクノロジーがコモディティ化(高付加価値の製品やサービスが一般化すること)していくとお金の価値はさらに下がり、ベーシック・インカムの導入によりさらに下がるでしょう。
これから必要なのはお金ではなく、共感を得られる、人の役に立てる、感動を創出する、人間力です。
みなさんも人間力を磨いていきましょう。
私も頑張ります。
【 2020.1.21加筆訂正 】