大麻について
はじめに
まず、現在の日本では大麻の「所持」は違法です。
大麻取締法で、規定されています。
大麻取締法では、「大麻の使用」だけで処罰することは出来ません。
なんだか曖昧ですが、自然界に自生していて知らないうちに吸引している可能性があるからだそうです。
他の違法薬物は、「所持と使用」が合わせて取締対象になります。
日本では
日本では、昔から繊維作物や香辛料として各地で栽培されていました。
七味唐辛子には麻の実が使われています。
世界の動き
カナダで嗜好用大麻が30年10月17日に合法化されました。
17年7月、ウルグアイに続き、2か国目です。
医療用大麻はその前に解禁されています。
法案は、「18歳以上には最大30グラムの乾燥大麻の所持を許可する。個人使用を前提に自宅での大麻栽培も認める(4株まで)。一方、18歳未満の未成年者への販売や譲渡には最大14年の禁錮刑を科す。」というものです。
合法化により、犯罪組織への資金流入が激減すると思われます。
しかし、解禁されたばかりの今は需要と供給のバランスが整っていない状況のようです。
ポルトガルとオランダは大麻を処罰の対象から外しています。
アメリカでは医療用も嗜好用も、解禁の動きが盛んになっています。
コカコーラやコロナビールといった大手企業がビッグビジネスである大麻飲料を開発しようとしてます。
大麻の成分
大麻の成分として、THC(テトラヒドロカンナビノール)とCBA(カンナビジオール)があります。
THC
THCは多幸感をもたらすと言われ、カフェイン程度の依存性があり、幻覚を見ることは稀だということです。
しかし、日本では使用、所持、輸入するのは違法です。
CBD
CBDは依存性や耐性が付くことも無く、精神病やがんなど様々な病気の医療用として用いられています。
CBDリキッドやCBDオイルは、2013年頃から日本でも合法です。
リキッドはVAPEなどで摂取し、オイルは経口摂取します。
CBC
他に鎮痛効果に寄与する可能性のあるCBC(カンナビクロメン)があります。
日本における議論
成分を分けて議論する風潮が目立っていますが、自然由来の大麻はそのまま摂取すべきだと考えています。
様々な病に用いられる医療大麻はTHCを含んでいます。
そのため、大麻取締法により違法です。
厚生労働省の刷り込みと、違法であるということから大麻に対して拒否反応があるかもしれません。
そこは、一度ご自身で考えてみる必要があると思います。
大麻と犯罪
大麻はより依存性の高い薬物へのゲートウェイドラッグになるということが言われますが、それは犯罪組織が絡む場合だけです。
合法化への道
ここまで読んで、興味を持たれる方がいるかもしれませんが日本は法治国家なのでTHCを含むものに関しては合法化されてから試しましょう。
合法化はあと10年、20年かかるかもしれません。
未承認薬の認可にしても、日本は遅いです。
厚生労働省は裁量労働制のデータ改竄や障がい者雇用率の不正をほったらかしにし、雇用や経済の統計に不正を働くようなところです。
信用できるわけがありません。
官僚は頭がいいのか悪いのかわかりませんね。
多分判断力が欠如しているのでしょう。
病気で苦しむ人の為にも、体質に合わせて必要な人には日本での大麻の合法化を望みます。
最後に
最後に、THCを含む物に手を出して捕まって人生を棒に振らないように。
外務省のホームページでは「日本の大麻取締法において、大麻の所持・譲渡(購入含む)等については違法とされ、処罰の対象になっております。この規定は海外において行われた場合でも適用されることがありますので、在留邦人や日本人旅行客の皆様におかれましては、これら日本の法律を遵守の上、日本国外であっても大麻に手を出さないよう注意願います。」となっております。
法治国家に生きる者としての自覚と責任を持ちましょう。