フィルターアダプターについて
コンデジ SONY Cyber-shot DSC RX100M6についての第11回です。
今回はフィルターアダプターについて扱います。
より深い世界
Cyber-shot DSC RX100M6は「旅カメラ」とでもいうべき、屋外で望遠を使って撮ることが面白いカメラです。
風景や人物、近づくと警戒されてしまう猫などの生き物など撮影するのに適しています。
昨今、高性能化しているスマホカメラとの差別化はここにあります。
焦点距離(ズームの最小値)24mmで最短撮影距離は8cmなので、そのままではブツ撮りに適したカメラとはあまりいえません。
また、このブログの写真でガラス面を写した写真を見ると、ガラスに反射したものが映りこんでしまって非常に見づらい写真になってしまっています。
このようなRX100M6の弱点ともいうべき問題を解決するためには、つまりガラス面の反射を防いだり、より接写をするためにはフィルターアダプターを付けて、PL(偏光)フィルターやクローズアップレンズを付けることになります。
フィルターアダプター
Cyber-shot DSC RX100M6には純正のフィルターアダプターがないので、サードパーティーのものを利用することになります。
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どちらが良いのか悩みました。
レンズメイトのフィルターアダプターキットは粘着テープで止めるのですが、粘着力が弱まってはがれてしまうという書き込みをネットで見ました。
MagFilterは落とす可能性があるのと、磁力が弱いのではないかという懸念がありました。
結局、引きこもってブツ撮りすることが多いので付け外しがしやすいMagfilterを選択しました。
サイズを52mmにするか、58mmにするかで迷いました。
真偽のほどはわからなかったのですが、52mmでは焦点距離24mmでケラレるという書き込みも見たので58mmを選択しました。
大きいに越したことはないと思いました。
結論からいうと、58mmでも焦点距離24mmではフィルター次第でケラレます。
よって、そのような場合は焦点距離をケラレないところまで伸ばして撮影する必要があります。
ケラレとは
フィルターやレンズフードの影が写真の隅に映りこんでしまうことです。
フィルターの厚みやレンズフードの形に注意する必要があります。
MagFilterレビュー
箱表面
箱裏面
箱の中身全部
予備のカメラ装着用金属リングが1枚入っています。
フィルターアダプター本体と装着用金属リング
カメラ装着用金属リングをフィルターアダプター本体から離すと、写真のような状態になります。
取付け
電源を入れて、レンズを伸ばした状態で取り付けます。
レンズが引っ込まないうちに、慎重に素早く正確に取り付けます。
カメラ装着用金属リングがぴったりのサイズなので、それほど難しくはありません。
カメラ装着用金属リングを取り付けたところ
少し下にずれてしまいました。
この後張り直したところ、簡単に取れてしまうようになりました。
両面テープの粘着力があまり強くなく、予備の両面テープがあるか問い合わせたところ、ないとの回答でした。
「市販の両面テープでも大丈夫だと思います」とのことでしたので、仕方がないので両面テープを購入して付けてみようと思います。
貼る際は油などの汚れをよくふき取ってから、貼り付けてください。
フィルターアダプターを装着した状態
上から
横から
下から
レンズが引っ込んだ状態
フィルターアダプター・フィルター・キャップを付けた状態
総評
マグネットの磁力は強すぎず、弱すぎず、ちょうど良いと感じました。
屋外でハードに扱う以外は、落とす心配はないといえると思います。
注意点としては、フィルターによっては58mmでもケラレる場合があるので、画面の4隅をよく確認する必要があります。
価格は、もう少し安ければ良いのにと思います。
まとめ
場面によりフィルターをつけて運用していけば、RX100M6の弱点がほとんどなくなるといえるのではないでしょうか。
開放F値2.8だけはどうしようもないので、別のカメラで対応するしかないと思います。
MagFilterは付け外しが楽なので、大変気に入りました。
RX100M6にフィルターを取り付けたい方、弱点をなんとかしたいと思っている方におすすめです。
カメラのより深い世界に足を踏み入れてしまった気分です。
上達できるよう研鑚を積んでいこうと思います。