ジャズと聞くと洗練されて洒落た音楽というイメージでしょうか。
それとも、難しそうで取っつきにくいといった感じでしょうか。
ストレートアヘッドなビバップやハードバップ、あるいはモードという種類のジャズは、はテーマと呼ばれる曲の土台を繰り返しています。
最初に導入としてテーマの基本のメロディを演奏し、そのあとはインプロヴィゼーション(アドリブ)で演奏します。
ビバップやハードバップはコード進行に対応してインププロヴィゼーションしますが、モードはコードに対応するスケールを演奏者が自由に選択してインプロヴィゼーションします。
各楽器でアドリブを繰り返した後、4バース、8バース、12バースなどテーマに応じたドラムと他の楽器の掛け合いがあり(無いケースもあります)、テーマに戻り曲が終わります。
ジャズのリズムは、基本的に4ビートです。
4ビートは、「チーンチキ チーンチキ」という跳ねた感じで2拍4拍にアクセントをおきます。
これをオフビート(アフタービート)と呼びます。
ロカビリーも4ビートです。
この「ノリ」具合のことを「スウィングしている」と言います。
4ビートは、ウォーキングのリズムでありランニングのリズムであり、しいてはセックスのリズムだと思います。
だからエキサイティングで元気の出るビートです。
この基本さえ押さえて数多く聴きこめば、ジャズという素晴らしい音楽を堪能出来ると思います。
楽器の演奏技術としては大変高度なものです。
簡単に身に付くものではありません。
日々の鍛錬が要求されるシビアで、かつ繊細さも要求されるデリケートな音楽だと言えます。
聴くのも演奏するのも夢中になれる音楽ですし、生涯をかけて取り組む音楽です。
お薦めのミュージシャンは挙げたらキリがないですが、アルバムを比較的多く持っているのは
・マイルス・デイビス(特に「マラソン・セッション」の4枚は重要)
・ハンク・モブレイ(この人の作るテーマは良いものが多い)
・バド・パウエル(ジャズを聴くきっかけになった人)
・ジョン・コルトレーン(フリーになっていく後期はあまり持っていません)
といったところです。
多分、外さないでしょう。
興味を持たれた方は是非チェックしてみてください。