Isamu's Blog『Reboot』

【 雑記ブログ 】

STRAY CATSについて

STRAY CATSについて

Reunited Stray Cats performed at Pacific Amphitheatre in Costra Mesa for the first time in a decade on Thursday, Aug. 16. (Photo by Suzie Kaplan)

Reunited Stray Cats performed at Pacific Amphitheatre in Costra Mesa for the first time in a decade on Thursday, Aug. 16. (Photo by Suzie Kaplan)

 

 

バンドの概要

STRAY CATSは、アメリカのネオ・ロカビリーバンドです。

1979年にデビューし、幾度かの活動停止・再結成を経て現在に至っています。

ロカビリーをパンキッシュにして、モダンな音楽に変えました。

エディ・コクランやジーン・ビンセントなどをリスペクトしたルーツに基づく音楽性は、ロックを聴くものなら皆押さえておかなければなりません。

 

40

2019年5月に結成40周年を迎え、26年ぶりにアルバムを発表しました。 

40(通常盤)

40(通常盤)

 

 

相当期待値が高かったので、聴いた印象は「まだまだ若くてカッコいいなぁ」ということと「少し捨て曲もあるな」という印象でした。

しかし、なによりアルバムを出してくれただけでもうれしいことです。

オープニング曲「Cat Fight」から、昔と変わらないカッコ良いサウンドを聴かせてくれます。

ギャロッピング・ギターと、掛け合いがたまりません。


Cat Fight (Over A Dog Like Me)

 

Something Wrong With My Radio

STRAY CATSの楽曲の中で、一番好きで影響を受けた曲です。


STRAY CATS - Something's Wrong With My Radio 

1990年の東京公演のこのライブのVHSは、テープが擦り切れるほど観ました。

ブライアン・セッツァーのギャロッピングを交えたすごいギターに、立って叩くスリム・ジム・ファントムのスタンディング・ドラム、そして重低音でもリズミカルなリー・ロッカーのスラップ・ベース。

「ロックって何だろう」と考え、東京でバンド活動をしようと決めたとき、こんなバンドをやりたいと思って上京したのでした。

 

BSO(ブライアン・セッツァー・オーケストラ)

ブライアン・セッツァーはSTRAY CATSの活動を休止した1992年から、BSO(ブライアン・セッツァー・オーケストラ)というビッグ・バンドを率いています。

ファーストアルバム「ブライアン・セッツァー・オーケストラ」はジャズ色が強いのですが、私はジャズにも傾倒しているので大好きなアルバムです。

この曲は、ジャズのスタンダード・ナンバーです。


A Nightingale Sang in Berkeley Square

 

セカンドアルバム「ギター・スリンガー」はThe Clashのジョー・ストラマーとの共作が話題となりました。

しかし、楽曲がいまいちで商業的には成功しませんでした。

この曲は共作ではなく昔の曲のカバーです。


The Brian Setzer Orchestra - (Everytime I Hear) The Mellow Saxaphone.wmv

これが原曲です。


Roy Montrell - (Everytime I hear) that mellow saxophone

 

そして素晴らしいサードアルバム「ダーティー・ブギ」は、グラミー賞を受賞しました。


The Brian Setzer Orchestra "Jump Jive An Wail"

ルイ・プリマの原曲です。


Louis Prima Jump Jive An' Wail

 

2002年にイチローが出演していたペプシのCMソングを担当しました。


Brian Setzer Orchestra - Sexy Sexy 2014 HQ

CMです。


The Brian Setzer Orchestra Pep Pep Pepsi

ブライアンは野球好きで、イチローからサイン入りシャツとボールを贈られたそうです。

 

BSOも、また良いアルバムを期待しています。

 

Keep On Rockin'

STRAY CATSの3人には、死ぬまでロックし続けてほしいと思っています。

 

私のギターヒーローは、エリック・クラプトンでもジミー・ペイジでもなく、ブライアン・セッツァーです。

ジェフ・ベックはジーン・ビンセントのブルー・キャップスのギタリスト、クリフ・ギャラップを完コピしてアルバムまで出しているので、少し別格です。

ジミー・ペイジもクリフ・ギャラップから影響を受けているとのことですが、おそらくあのようには弾けないでしょう。

 

そして、ロカビリーのドラムのヒーローは、スリム・ジム・ファントムです。

左利きということもあり、スタイリッシュで唯一無二のパフォーマーです。

 

リー・ロッカーはウッド・ベースの良さを教えてくれたスラップ・ベーシストです。

ロックでウッド・ベースなんて、考えもしませんでした。

 

すべてのロッカーを魅了するSTRAY CATSを、これからも追い続けます。