曲だけでなく歌詞も重要視していた自分は、惚れたはれたのラブソングがイヤだった。
歌詞にはパンクのようなメッセージ性や主張、インパクトが欲しかった。
売れることを重視していたユウさんとは次第に関係が気まずくなっていった。
リッキーさんは、「歌詞はそれほど重要じゃない。」と説いてきたが自分は納得できなかった。
協調性に欠けていた自分は、ライブの終わりに皆がステージで踊るのをステージ下から見ていた。
「抜けるべきだな。」と思った。
コミュ障ぎみの自分は、誤解されやすい。
内面はなかなかホットな男だと思っているが、外面は内面が熱い分冷えているのだ。
Hot&Coolのパラドックスなのである。