Clockers #4

19歳、斜に構えていた。

 

ボーカルのユウさん25歳、ベースのタケさん25歳、ギターのリッキーさんにいたっては30歳であった。

 

「年上も年下も関係ない、アメリカなんかじゃそうだろう。」と内心思っていた。

 

「ふてくされてんなよ。」とユウさんからは言われたものだ。

 

お世話になった人をディスって恩を仇で返すような真似はしたくないが、事実だけを書こうと思う。

 

彼は商業的な成功を望んでいた。

 

ヒルビリーバップスのようなバンドを目指していたと思う。

 

ClockersのCは頭にCがつくバンドが売れるということ(チェッカーズのことを言っていた)、

 

Clockはスラップベースのカチカチという音が時計の音のようなところから取っている。

 

Magicのラジオ公開録音ライブにユウさんに連れて行ってもらったことがある。

 

ギターの山口さんには感銘を受けたが、それ以外は違うなと感じた。

 

また、ヒルビリーバップスの川上さんが中心になって結成されたVincentsを自分で聴きに行ったこともある。

 

川上さんがボス清志郎さんとTIMERSを結成した同時期でもある。

 

単に音楽が聴きたかった自分は、スピーカーの前で腕を組んで聴いていた。

 

するとボーカルギターの荒井氏が自分のほうを向いて「踊れよ、乗れよ」的なことを言ってきたのを覚えている。

 

無視した。

 

Vincentsも自分の思っていた音楽ではなかった。

 

ヒルビリーバップスの宮城さんは自死(アイドルになるのがいやだったという説があるが理由は不明)、

 

荒井氏も2016年に病死(自分と同じく不器用な男だったと思う)、

 

清志郎さんも声を取り亡くなった。

 

もうすぐ46歳の自分はまだ生きている。

 

行動しなければ…。

 


Clockers - Sixteen Chicks