大きな政府、小さな政府というのがありますが、日本社会のように「和をもって尊しとなす」という国民性では、弱肉強食の小さな政府はそぐわないと思います。
今の自民党の方向性は、小さな政府。
そこで参考にしたいのが中国。
知中派、中川コージ氏の言葉によれば官制アナーキズム。
規制の微妙なところは、お上が「やってみなはれ」でやらせて、その後で統制。
「その後で統制」のところは見習わなくて良いのですが、大きな政府でインフラや社会保障、セーフティネット、基礎技術研究などは担保しつつ、イノベーディヴなものに関しては規制を無くしてどんどんとやらせる。
何でも官に、何でも民にではなく、官と民の切り分けをしていく。
競争原理で似たようなものが競争して疲弊していくのではなく、ニッチなものが乱立してメジャーになっていく、といった構造が良いのではないでしょうか。
大きく発展した中国の合理性みたいなものは、見習う点も多いように思います。
【簡単振り返り：ドヤ顔キーワード解説】「共享経済」キーワード入門編＃04 知っチャイナ 計画経済でも市場経済でもなく「強権アナーキー混合経済」という開発独裁技術：中川コージの『すばらしい新中国』
