死について
今回は死について考えます。
極限を感じる
鬱系の人で「死にたい」とか「消えてなくなりたい」といった気持ちが芽生えることは、多々あります。
そのような方は、生きる基本について考えて実践してみましょう。
呼吸
その基本とは、「呼吸」です。
限界まで呼吸を止めてみてください。
できれば、何回も行ってください。
私は統合失調症を初めて発症したとき、急性期にこれをやりました。
病気に起因する行動ではありますが、本当に本当に苦しいものです。
そして「呼吸ができる」「生きていられる」ありがたみを知りました。
食
次に食べることです。
健康を害さない程度に気をつけて、断食してみてください。
お腹がすいてこれ以上我慢できない、という状態を乗り越えて1食食べてみてください。
1食のありがたみを、「これでもか」というほど思い知らされます。
私は若い頃、1日1食の時期も結構ありました。
何も食べない日も、あったように記憶しています。
警備員の仕事でホームレスとも対峙しました。
生きる為にゴミを漁り、空腹を満たします。
さらには、「屠殺」という現実を知ることが必要です。
「見て見ぬふり」「知らんぷり」は許されません。
ヴィーガンになれなどとは言いません。
ただ、人間はその罪、その現実を受け入れなければならないのです。
食物連鎖の頂点にいるということを。
その上で感謝して生きなければならないし、生き抜かなければならないのです。
「産まれたことを望んでいなかった」と思うかもしれません。
親の意思は当然関係していますが、何故産まれてきたのかといえば、それが「自然の摂理」だからです。
自然は絶対です。
宇宙の法則でもあります。
だから、「産まれてきたこと」は「自然なこと」として受け入れなければなりません。
睡眠
眠れないことは、大変つらい事です。
私は、病気の症状と睡眠薬の断薬で不眠を経験しています。
眠りたいのに眠れないのは拷問です。
寝床があり、ぐっすりと眠れた時、深く眠れる事のありがたみを知りました。
幸せをつかむには
極限状態を知っていれば、日常の何気ない些細な事に強烈に「幸せ」を感じるようになります。
そうすると、幸せな事だらけで幸せが幸せを呼び、幸福な人生を送れます。
死に急ぐことはない
「死にたい」「消えてなくなりたい」と思っている方へ。
何度も使うフレーズですが、「慌てなくても死は訪れます」。
死んだあとは、ナノレベルで宇宙と一体化するだけです。
苦しくて気力がなく、呼吸、食、睡眠についての実践をする余力のない人は意識的にしっかりと呼吸を整え、出来るだけバランスの良い食事を美味しく取り、しっかりと眠りましょう。
そして、とにかく気力が戻るまでとことん休みましょう。
これでもかというくらい休みましょう。
休んでいられない事情からは、胸を張って逃げましょう。
生きているだけでいいのです。
あなたの人生はあなたのものなのです。
他者や社会がとやかくいう問題ではありません。
生きているうちに出来るだけたくさんの幸せを感じ取り、毎日が悔いのない日々を送っていきましょう。
【 2019.9.12加筆修正 】