承認欲求とは
承認欲求とは「誰かに認められたい」と思う欲求です。
インターネットにおいては、SNSの「いいね」やフォロワー数、ブログのアクセス数が代表される指標になります。
たくさん貰えば、それだけ承認欲求は満たされるといえます。
他者承認と自己承認
承認欲求は、2つのタイプにわけられます。
他者承認
他人から認められたいという欲求です。
一般的な承認欲求はこちらを指します。
他者依存なので、自分の本当の感情を押し殺してしまう可能性があります。
自己承認
いまの自分に満足しているかという、自分で自分を認める欲求です。
自分次第で満たされる欲求ですが、理想が高いと自信を失う可能性があり、他者承認に依存してしまうというスパイラルに陥ります。
承認欲求と組み合わさる欲求
優越欲求
他人よりも優れていたい欲求
自己顕示欲求
自分の存在をアピールする欲求
対立欲求
ユニークな存在でいたい欲求
同化欲求
他人と同調したい欲求
救護欲求
愛されたい欲求
マズローの欲求5段階説
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した欲求の段階説です。
以下は、下にいくほど階層が高くなります。
- ・生理的欲求
- ・安全欲求
- ・社会的欲求(所属と愛)
- ・承認(尊重)欲求
- ・自己実現欲求
階層の低い4段階の欲求が満たされても、一時的なものになります。
大事なのは自己実現欲求で、「自らの能力を最大限発揮して自分が成り得るものになる」という欲求です。
さらにマズローは晩年、自己実現のさらに上の「自己超越」の段階があると唱えました。
私的見解では、「悟った人」だと考えています。
承認欲求を強く求める原因
承認欲求は誰にでもあるものです。
ない人はサイコパスとされます。
しかし、強く求めすぎるのは問題です。
原因は、「自信のなさと自己肯定感の欠如」にあります。
承認欲求との付き合い方
存在承認
承認欲求において大切なのは、自己でも他者でもまずは存在を認める姿勢です。
つまり「無視をしない」ということです。
自己承認を上げる
自己実現、さらにはその上の自己超越を目指し、自己承認を上げていきます。
自分のことをほめる訓練を積むことです。
さらに自分をいたわるということもやれば、ベストです。
自己承認はいくらでもやってかまいませんが、自己肯定感がありすぎると「空気の読めない人」になる可能性があるので、客観視は必要です。
他者承認に依存しない
他者承認に一喜一憂しないで、湧き上がる感情を俯瞰して楽しむくらいの余裕があると承認欲求とうまく付き合っていけます。
まとめ
「他者から認められないから自分も肯定できない」となりがちです。
「他者を認めなければ、自分も認められない」ということはいえますので、自分と同じように他者の承認欲求も満たしてあげることが大切な視点かと考えます。
人と会ったら声掛けをする、話しかけられたらきちんと対応するといった当たり前のことです。
認めて欲しい人には認めてあげることです。
SNSで「いいね」をもらいたければ積極的に「いいね」をする、フォロワー数を増やしたければフォローをする、ブログのアクセス数を増やしたければ読者になることです。
リアルでもネットでも、承認欲求はうまく満たしていきましょう。